現在、大阪には数多くの不妊治療施設があります。その中で、今回、私たちが訪問したのは、男性不妊治療が充実している岡本クリニックです。
男性不妊に対応したクリニックは全国的に増えているものの、男性の不妊研究そのものに、生殖医療はもとより、遺伝子学や泌尿器科が連動するため、今後もさらなる関連業界全体の努力が必要です。
地域に根ざした不妊専門のクリニックとしは普通規模の堅実な医療施設・岡本クリニックを取材して、私たちはまた一つ、不妊の勉強を深めました。
そこには気になる不妊治療(生殖医療)と社会の現状と、明日への大きな課題も見えるようでした。
夫婦で不妊を感じたら、まずはクリニックを訪ねてみよう!
それはもう、ごく普通のことなのです。
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岡本クリニック
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岡本 吉夫
(院長)プロフィール
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昭和26年5月29日生
昭和53年3月 大阪市立大学医学部卒
昭和53年5月 大阪市立大学付属病院研修医
昭和58年3月 大阪市立大学大学院卒
昭和58年4月 大阪市立住吉市民病院産婦人科医員
昭和63年4月 大阪市立住吉市民病院産婦人科医長
平成
5年5月 岡本レディースクリニック開院
平成
8年5月 医療法人昴会岡本クリニック開院
男性外来開始
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駅から徒歩1分、受付は明るく元気!
新大阪から地下鉄『御堂筋線』で約20分、長居駅を出れば徒歩1分で岡本クリニックです。
洒落たつくりの建物は、ここがクリニックかしら?と、よく見過ごす人がいるというコンクリートのモダンなつくりです。
大きなガラス張りのロビー中央、ガラス戸の入口から挨拶していくと、元気で明るい女性が愛想よく受付で対応してくれました…。一瞬、ホッとします。
現場重視の、温厚な院長が語る『診療』
ほどなく現れた院長は、とても温厚で優しそう。その安心感から取材も進みます。
その院長にも、時間とともに診療に対するこだわりやキリッとした熱いものを感じました。
『医療は患者様と膝を突き合わせ、身体に触れ、その人の体温を含めた五感を感じ取って診察していくもの』
と、院長は語ります。
この思いが看護師や泌尿器科の医師にも刻まれ、診療の流れやこころのケアを内々に確立しているようです。
その基本は自然を尊重した、ケースごとの不妊治療、ケースごとの精神面でのフォローです。
精神的なアドバイスで院長と師長が話すこと

院長は師長とともに話します。
「患者様には、どのような人がどのようにして不妊を克服されたか、あるいは条件が悪い方でもこういうやりかた、自然を含めて成功されているケースも随分ありますから、その話をすることによって、理解を得ることが多々あります。
自分だけではなく、そういう方もいらっしゃるんだと知ることで力を得ると、随分と違うものです。そこに、私たちがお手伝いをするというプラスの面での話をしています」
女性の気持ちに適任の女性看護師を

先生は続けます。
「多くの患者様は女性です。したがってある程度経験を積んだ看護師、つまり妻であり母であり人生の先輩が、女性としての実体験をお話することが大きく役立っています。
当院には若い看護師から年配の看護師まで、自分も不妊に心配を持つ者や、不妊で悩んでいる者もいますから、患者様のケースごとに適任の看護師を対応させます」
岡本クリニックの今後の抱負

院長は、産婦人科医、そして臨床医として早くから不妊治療をはじめ、いままでに多くの顕微授精はじめ治療の実績がありますが、今後はラボの面でも研究に努力していきたいといいます。社会にも発表できるラボの研究データ…。
真摯な面持ちで、さらに院長が話すことの意味。
「今は患者様が施設や治療法を選ぶ時代です。個々の患者様に合わせた治療法の説明さえ、患者様にとっては想定外で煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。そこで改めて誤解のないよう、自分たちの努力・技術で培ってきたものを世に問い、多くの患者様にいい形でフィードバックするためにも、発表できる研究ワークの充実が、今後の当院の大きな課題です」
ここに、地域診療に根ざし、今後の進展を願うクリニックの明日への努力が見えてきたようです。医師の努力と患者様の希望。どんな願いも叶えんばかりの元気なスタッフの笑顔が、とても印象的でした。